腰部脊柱管狭窄症に対しMETRx‐MD systemを使用した後方除圧術の治療成績

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タイトル別名
  • Posterior Decompression Usign METRx-MD System for Lumbar Spinal Canal Stenosis

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抄録

【はじめに】腰部脊椎管狭窄症に対する後方除圧術を施行には傍脊柱筋の広範な剥離が必要であるが,METRx-MD system(以下MD)を使用すると後方軟部組織の侵襲が少なく行える.今回,我々はMDを使用した後方除圧術の術後短期成績を報告する.【対象】腰部脊柱管狭窄症に対し,2002年4月から2004年2月までの期間に当科でMDを使用した後方除圧術を施行された18症例中3ヶ月以上経過観察が可能であった17症例である.【方法】術前術後のJOA score,手術時間,出血量,合併症,レントゲン上の変化などについて調査した.【結果】術前平均JOA scoreは16.4点から23.0点に改善していた.平均術中出血は38.5gと少量であった.一椎間平均手術時間は124.5分であった.【結語】METRx-MD systemを使用した後方除圧術は少量の出血で,痛みも少ない低侵襲な手術法である.

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