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- 富所 敦男
- 東京大学附属病院眼科学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- Clinical application of glaucoma medications
- 緑内障治療薬の臨床現状と今後の治療薬に期待すること
- リョクナイショウ チリョウヤク ノ リンショウ ゲンジョウ ト コンゴ ノ チリョウヤク ニ キタイ スル コト
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抄録
緑内障治療のなかで臨床的なエビデンスが確立しているのは眼圧下降治療のみである.そのエビデンスの多くの部分は1980年代から欧米で行われたいくつかのランダム化比較試験の結果に基づいている.しかし,日本人に多いことが明らかになっている正常眼圧緑内障に対する眼圧下降治療のエビデンスには不確実な部分が残っている.眼圧下降療法を行うにあたっては,まず個々の患者に応じた目標眼圧を設定した上で,薬物療法から治療を開始する.そして,十分な眼圧下降が得られない場合や眼圧が下降しても視野障害進行が停止しない場合などには手術療法の適応を検討することになる.眼圧下降薬などの効果の検証にあたっては眼圧の生理的変動の影響をできるだけ除去した上でその効果を検討していく必要があり,長期的には眼圧下降が視野障害進行の予防効果につながっているかどうか適切に評価しなくてはならない.神経保護治療や血流改善治療も眼圧下降療法に加え得る治療法として期待されているが,現在のところ臨床的なエビデンスはなく,今後の研究の進展が期待される.<br>
収録刊行物
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- 日本薬理学雑誌
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日本薬理学雑誌 128 (4), 255-258, 2006
公益社団法人 日本薬理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204273459200
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- NII論文ID
- 10018811520
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- NII書誌ID
- AN00198335
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- ISSN
- 13478397
- 00155691
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- NDL書誌ID
- 8528094
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可