高齢者睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療は持続陽圧呼吸(CPAP)が第一選択である(Con) The continuous positive airway pressure is not always the first choice of the therapy for sleep apnea syndrome in the elderly

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抄録

睡眠時無呼吸は, 加齢とともに増加する. 無呼吸指数 (AI) 5 (/時間) 以上を診断基準とすると, 65歳以上では20%以上が睡眠時無呼吸症候群 (SAS) であるとの報告もある. しかし, そのほとんどが無症状であり, 65歳以上まで生き長えられた高齢者では, いわゆる生存者効果により, SAS自体は予後に影響を示さない可能性が指摘される. 成人の持続陽圧呼吸 (CPAP) 適応基準が, そもそも高齢者にはそぐわない可能性が高く, 治療の必要性の是非が問われる. つぎにコンプライアンスの問題がある. 義歯, 下顎の不安定性などから, CPAP装着が困難なケースがある. たとえCPAPをしても口を開けてしまうケースもある. つまり, 高齢者では, SASと診断しても, 治療が絶対的に必要とは言えず, 多少の不便さを超えて在宅でCPAP治療を継続する意義が成人に比べて低いことが否めない. 睡眠状況, タバコや酒などの生活習慣, 運動習慣などを見直し, 睡眠の改善を先行すべきと考える.

収録刊行物

  • 日本老年医学会雑誌  

    日本老年医学会雑誌 43(6), 738-741, 2006-11-25 

    一般社団法人 日本老年医学会

参考文献:  13件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018813537
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00199010
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    03009173
  • NDL 記事登録ID
    8615517
  • NDL 雑誌分類
    ZS21(科学技術--医学--内科学)
  • NDL 請求記号
    Z19-25
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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