高齢者糖尿病の治療 : QOLを重視したマイルドな治療 Treatment Strategy for Diabetes in elderly : less intesive treatment should be necessary to keep better QOL

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抄録

糖尿病患者のQOLを規定する大きな要因はその合併症の有無である. その血管合併症の予防のためには糖尿病の厳格なコントロールだけでなく, 脂質や血圧の管理が重要である. また, 高齢者糖尿病患者においては, 不十分なコントロールにより脱水, 細菌感染, および認知機能障害を引き起こしやすい. したがって, 高齢者糖尿病患者のより良いADL・QOLを維持するためには糖尿病のコントロールをある程度厳格にする必要がある. しかしながら, 厳格なコントロールによる低血糖は時に眼底出血をもたらしたり, 認知機能を障害したりすることによって, 患者のQOLを低下させる可能性もある. このようなジレンマを解決するために, 高齢者総合的機能評価 (CGA) により包括的に個々の高齢糖尿病患者を評価し, それぞれに応じた最善の治療法を選択することが求められる. 高齢者糖尿病患者の治療を行う上ではこのような高齢者の特徴をふまえて, 個々の患者を包括的に診療し, 血糖コントロールに関して必要に応じてマイルドに治療する必要がある.

収録刊行物

  • 日本老年医学会雑誌  

    日本老年医学会雑誌 43(6), 745-748, 2006-11-25 

    一般社団法人 日本老年医学会

参考文献:  8件

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被引用文献:  1件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018813564
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00199010
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    03009173
  • NDL 記事登録ID
    8615535
  • NDL 雑誌分類
    ZS21(科学技術--医学--内科学)
  • NDL 請求記号
    Z19-25
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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