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抄録
【要旨】PCPSや左心バイパス時に抗凝固薬にアルガトロバンを使用し,ACT,ドレーン出血量,血小板数,フィブリノーゲン量をヘパリン使用症例と比較検討した。アルガトロバン使用症例でのACTは良好にコントロールできた。また,血小板数,フィブリノーゲン量がヘパリン使用症例より高値を示した。その結果,ドレーン出血量は減少したと考えられる。アルガトロバンはヘパリンに比べ,凝固時間のコントロールは容易であった。凝固作用も十分に得られ,異常出血を来たすことなくPCPSや左心バイパスが施行できた。また,HITに対する対応の可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 体外循環技術
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体外循環技術 33 (4), 445-448, 2006
一般社団法人 日本体外循環技術医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204655808640
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- NII論文ID
- 10018816117
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- NII書誌ID
- AN1020635X
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- ISSN
- 18845452
- 09122664
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可