Microplegia を用いた心筋保護法 : MPS心筋保護液供給システム

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著者

    • 吉岡 政美
    • 特定医療法人碩心会心臓血管センター北海道大野病院臨床工学科
    • 飯塚 嗣久
    • 特定医療法人碩心会心臓血管センター北海道大野病院臨床工学科
    • 笹盛 幹文
    • 特定医療法人碩心会心臓血管センター北海道大野病院臨床工学科
    • 扇谷 稔
    • 特定医療法人碩心会心臓血管センター北海道大野病院臨床工学科
    • 土田 愉香
    • 特定医療法人碩心会心臓血管センター北海道大野病院臨床工学科

抄録

【要旨】当施設では,QUEST Medical社製MPS心筋保護液供給システムを使用し,Microplegia心筋保護法を行っている。一回注入量は血液量で400mLとし,晶質液は使用せず薬剤のみを添加した。全症例で迅速な心停止が得られ,遮断解除後の除細動器使用率は28%であった。薬剤の総注入量は47.2±13.9mLで,体外循環中の過度の希釈を減らし心筋浮腫を防止できると考えられた。術後CPK-MBのピークは8.6±4.2ng/mLであり過大な上昇も見られず十分に心筋を虚血障害から保護することができていると考えられた。MPSはバックアップシステムが複雑,回路が見えない,充填カリウム濃度が2mEq/mLで設定されるなどの難点もあるが,2つの薬液ポンプを単独でコントロールでき,ポンプがローラー方式ではなくポンピング方式のため陰圧が発生しない,オートフローコントロールができるなどの利点がある。Microplegiaは晶質心筋保護液を使用せず,血液に心停止薬液と添加薬液のみを加えた微量でシンプルな心筋保護法であり,良好な心筋保護効果が得られ,有用な心筋保護法と考えられた。

収録刊行物

  • 体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology  

    体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology 33(4), 465-469, 2006-12-01 

    The Japanese Society of Extra-Corporeal Technology in Medicine

参考文献:  11件

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被引用文献:  3件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018816173
  • NII書誌ID(NCID)
    AN1020635X
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    09122664
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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