抗菌化学療法:診断と治療の進歩  III.臓器感染症の特性と抗菌化学療法  3.髄膜炎

  • 渡邊 浩
    長崎大学医学部・歯学部附属病院感染症内科 (熱研内科)
  • 土橋 佳子
    長崎大学医学部・歯学部附属病院感染症内科 (熱研内科)

書誌事項

タイトル別名
  • 髄膜炎
  • ズイマクエン

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抄録

髄膜炎は細菌感染による細菌性髄膜炎とウイルス感染が主体である無菌性髄膜炎に分けられるが, 細菌性髄膜炎について概説した. わが国における細菌性髄膜炎の原因菌としては, Haemophilus influenzae, Streptococcus pneumoniae の頻度が高いが, いずれも耐性菌の増加が問題となっており, そのため抗菌化学療法は耐性菌にも対応したものへと変化しつつある. 既に海外でその効果が確立されたH. influenzae type bに対する蛋白結合ワクチンなど髄膜炎予防に有効なワクチンの導入が望まれる.

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