気管支内視鏡検査の最前線  経気管支肺生検における最新の工夫

書誌事項

タイトル別名
  • 医学と医療の最前線 気管支内視鏡検査の最前線--経気管支肺生検における最新の工夫
  • イガク ト イリョウ ノ サイゼンセン キカンシ ナイシキョウ ケンサ ノ サイゼンセン ケイ キカンシ ハイセイケン ニ オケル サイシン ノ クフウ

この論文をさがす

抄録

肺癌をはじめとする肺末梢病変の診断には, 気管支鏡による経気管支肺生検が不可欠であるがその診断率は満足できるものではない. より侵襲の高い検査を避けるためにも経気管支的診断率を向上させる必要がある. この目的で近年行われている方法を紹介する. EBUS-GSはガイドシースを装着した細径超音波プローブで病巣の位置を確認し, シースを通じて生検をする. CTガイド下気管支鏡はX線透視の代わりにCTを用いる. 外径2.8mmの極細径気管支鏡は病巣のより近くまでアプローチする. 仮想気管支鏡を用いたナビゲーションシステムは病巣に至るまでの仮想気管支鏡像を示す精巧なガイドマップといえよう. superDimension/Bronchus systemは, 電磁気を利用して気管支内のプローブの位置をモニターしながら病巣までリアルタイムで誘導する謂わばカーナビゲーションのようなシステムである. これらの方法を駆使していかに診断率を上げるかが重要な課題である.

収録刊行物

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ