和歌山県沿岸に生育するカジメとクロメの形態的および遺伝的多様性について The Morphological Diversity and the Genetic Variation of Ecklonia cava and E. kurome (Laminariales, Phaeophyta) Sporophytes Collected Along the Coasts of Wakayama prefecture

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

    • 山内 信 YAMAUCHI Makoto
    • 和歌山県農林水産総合技術センター水産試験場増養殖研究所 Fisheries Farming Labaratory, Fisheries Experimental Station ,Wakayama Research Center Agriculture, Forestry and Fisheries
    • 木村 創 KIMURA Hajime
    • 和歌山県農林水産総合技術センター水産試験場増養殖研究所 Fisheries Farming Labaratory, Fisheries Experimental Station ,Wakayama Research Center Agriculture, Forestry and Fisheries
    • 四ツ倉 典滋 YOTSUKURA Norishige
    • 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター) Muroran Marine Station, Field Science Center for Northern Biosphere, Hokkaido University

抄録

カジメとクロメの判別に有効な形質の有無や遺伝的多様性を明らかにすることを目的に、和歌山県内の7箇所で採取した多様な形態を示す大型藻体の形態的特徴ならびに特定DNA 領域の塩基配列を比較した。側葉に皺のあるクロメは3箇所で確認されたが、下田原では不鮮明な皺をもつ藻体や側葉により皺の様態が異なる藻体が多数出現した。3箇所で採取したクロメの形態は、中央葉が一様に中央部で厚く平面を呈し縁辺部で薄く波打っていたが、側葉は紀伊水道側で披針形を呈し、熊野灘側では線形を呈する個体が多く見られた。また、このような傾向は側葉に皺のないカジメについても同様であり、これらの部位の形態は生育環境によって変化しやすいものであると考えられた。更に、ITSやrbc-spacerのDNA塩基配列を調べた結果、今回採取した藻体の両DNA領域における遺伝的多様度は低く、あらためて両種の分類学的な検討が必要と思われる。

収録刊行物

  • 水産増殖  

    水産増殖 55(1), 1-8, 2007-03-20 

    水産増殖談話会

参考文献:  26件

参考文献を見るにはログインが必要です。ユーザIDをお持ちでない方は新規登録してください。

被引用文献:  1件

被引用文献を見るにはログインが必要です。ユーザIDをお持ちでない方は新規登録してください。

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018870880
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00124667
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03714217
  • NDL 記事登録ID
    8755661
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-761
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
ページトップへ