リシケタイラギの外套腔内落下異物の排出 Discharge of foreign substances from the mantle cavity in the Pen shell Atrina (Servatrina) lischkeana

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

リシケタイラギの外套膜に存在する異物を排出する通路(排出通路)の機能を調べた。砂を水平に移動させる排出通路での速度(移動速度)は鰓弁の場合と有意の差が認められなかった。砂を垂直に移動させる速度は移動速度よりも小さい値(1/5~1/4)を示した。外套腔内に注入した砂は、外套膜を閉じていても、粘液に絡めた紐状の状態で排出された。しかし、塩分濃度が低下して殻を閉じると、排出は停止した。排出通路は、外套膜の一部が盛り上がった2つの襞で筒状構造を形成し、表面を繊毛で覆っていた。以上のことから、排出通路は、基本的には鰓弁と同じ異物を運ぶ能力を持つ繊毛で覆われ、外套腔内に入ってきた異物を粘液に絡めて繊毛で殻外に排出する筒状構造であり、異物の運搬は外套膜を閉じても支障なく行われるが、殻を閉じると停止することも明らかとなった。

収録刊行物

  • 水産増殖  

    水産増殖 55(1), 77-82, 2007-03-20 

    水産増殖談話会

参考文献:  9件

参考文献を見るにはログインが必要です。ユーザIDをお持ちでない方は新規登録してください。

被引用文献:  1件

被引用文献を見るにはログインが必要です。ユーザIDをお持ちでない方は新規登録してください。

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018871143
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00124667
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03714217
  • NDL 記事登録ID
    8756043
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-761
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
ページトップへ