原発性アミロイドーシスの肝腫大にともなう難治性腹痛に対し腹腔神経叢ブロックが著効した１例

• 森田 慎一

• 杉谷 想一

• 小林 由夏

• 原 弥子

• 野中 雅也

• 藤原 真一

• 堀 高史朗

• 飯利 孝雄

  立川綜合病院消化器内科

書誌事項

タイトル別名

• A case of intractable chronic abdominal pain caused by hepatomegaly associated with primary amyloidosis, successfully treated with celiac plexus block

抄録

症例は51歳女性。原発性アミロイドーシスにともなう著明な肝腫大により腹痛が出現。モルヒネの投与を行ったが効果不十分であったため腹腔神経叢ブロックを施行し、有効な除痛を得ることができた。腹腔神経叢ブロックは内臓痛の緩和を目的として施行されるが、手技的に簡便であり重篤な合併症も少ない。腹腔神経叢ブロックは良性疾患および腹部悪性腫瘍にともなう難治性疼痛に対し重要な除痛手段の1つであると考える。<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 104 (4), 573-578, 2007

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 腹腔神経叢ブロック
• 原発性アミロイドーシス
• 肝腫大

詳細情報

• CRID: 1390001206399993600
• NII論文ID: 10018886229
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.104.573
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2007207142
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可