肝性脳症の治療体系 Treatment strategy for hepatic encephalopathy

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抄録

肝性脳症の代表的な原因疾患は劇症肝炎と肝硬変である.前者の治療は人工肝補助と肝移植による.後者についてはまず消化管出血,便秘など誘因の除去と,平行して分岐鎖アミノ酸輸液,合成二糖類の内服を主とした治療を行う.これらの併用治療による肝硬変脳症の覚醒率は末期昏睡型(大量消化管出血型)が23%,慢性再発型(便秘型)が78%, 1年生存率はそれぞれ15%, 60%である.肝硬変脳症の予防は血中アンモニア濃度のコントロールを目安として,分岐鎖アミノ酸経口補充,合成二糖類の内服により行う.わが国の大規模臨床試験によって,肝硬変患者に対する経口分岐鎖アミノ酸補充療法が肝不全(肝性脳症,腹水·浮腫,黄疸)の発生を有意に予防することが証明されている.<br>

収録刊行物

  • 日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology  

    日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 104(3), 352-356, 2007-03-05 

    The Japanese Society of Gastroenterology

参考文献:  6件

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被引用文献:  2件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018886323
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00192124
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    04466586
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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