Danaparoid sodiumが著効した門脈·上腸間膜静脈血栓症の1例

• 首藤 龍人

  黒澤病院消化器科

• 矢崎 康幸

  小林病院消化器病センター

• 菅原 謙二

  小林病院消化器病センター

• 本田 光則

  小林病院消化器病センター

書誌事項

タイトル別名

• Treatment by danaparoid sodium for portal venous thrombosis

抄録

B型肝硬変症に併発した門脈血栓症に対してdanaparoid sodiumの静脈内投与を行った．副作用，合併症を生じることなく，投与2週間後に門脈血栓の消失を認め肝不全の改善をみた．本薬剤は投与法が簡便であり，出血などの副作用を生じにくい抗凝固剤であり，門脈血栓症に対する有用な治療剤となりうると思われた．今後，症例を重ねて，適応，投与方法，治療効果，安全性，維持療法の確立などを検討する方針である．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 104 (2), 205-212, 2007

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 門脈圧亢進症
• 門脈血栓
• danaparoid sodium

詳細情報

• CRID: 1390001206401179392
• NII論文ID: 10018886611
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.104.205
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2007146647
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可