難治性膵疾患の克服を目指して : 厚生労働省特定疾患重症急性膵炎の現状と課題 Research on measures for intractable pancreatic disease : current status and proposal to improve the outcome of intractable severe acute pancreatitis

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著者

    • 大槻 眞 OTSUKI Makoto
    • 産業医科大学消化器・代謝内科 Department of Gastroenterology and Metabolism, University of Occupational and Environmental Health, Japan, School of Medicine

抄録

重症急性膵炎は難治性膵疾患の特定疾患(難病)に指定されている.2003年の急性膵炎年間推定受療患者総数は35,300人,重症急性膵炎患者数は5,100人で,増加してきている.致命率は急性膵炎全体では3.0%,重症急性膵炎では9.0%であった.重症II,最重症の致命率はそれぞれ25.4%,59.3%と著明に高いのに対し,重症Iの致命率は3.7%と低いことから,急性膵炎を軽症と重症のみに分類することにした.救命率をさらに改善するには,急性膵炎発症早期の十分な輸液,動注治療の早期開始,感染症阻止対策が重要と考えられた.軽症や中等症急性膵炎に対しては急性膵炎診療ガイドラインに沿った治療で対応できるが,重症急性膵炎では個別の医療で対処しなければ,急性膵炎の救命率を改善することはできない.<br>

収録刊行物

  • 日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology  

    日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 104(1), 1-9, 2007-01-05 

    The Japanese Society of Gastroenterology

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被引用文献:  3件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018886738
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00192124
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    04466586
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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