書誌事項
- タイトル別名
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- The role of bile acids on Barrett's esophagus
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抄録
近年,食道腺癌の発生率は急激な増加を示し,最も増加率が高い癌である.Barrett食道は食道腺癌の発生母地とされており,現在最も注目されている病態の1つである.胃酸や胆汁酸の逆流はBarrett食道の発生における重要な因子であるが,その役割は明らかにされていない.一方,Cdx2は胃の腸上皮化成の原因遺伝子であることが示され,Barrett食道の発生においてもその役割が注目されている.最近,胆汁酸によるCdx2の発現調節機序が示唆され,Cdx2はBarrett食道においても重要な役割を担うことが明らかにされてきた.本稿ではBarrett食道の発生機序について,胆汁酸とCdx2を介した機序を中心に最近の知見を解説した.<br>
収録刊行物
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- 日本消化器病学会雑誌
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日本消化器病学会雑誌 104 (1), 10-16, 2007
一般財団法人 日本消化器病学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681375492864
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- NII論文ID
- 10018886762
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- NII書誌ID
- AN00192124
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BD2s%2FjtlShtw%3D%3D
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- ISSN
- 13497693
- 04466586
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可