『東方見聞録』における酒に関する一考察

• 高山 卓美

  宝酒造株式会社

書誌事項

タイトル別名

• The Consideration on the Alcohol Beverages in “The Travels of Marco Polo”
• トウホウ ケンブンロク ニ オケル サケ ニ カンスル イチ コウサツ
• The Consideration on the Alcohol Beverages in ^|^ldquo;The Travels of Marco Polo^|^rdquo;

抄録

マルコポー口の「東方見聞録」は, 13世紀末の25年間にわたるシルクロード周辺地域を含む元朝中国や南海諸島でつくられていた酒とその飲酒風俗を現在に伝える貴重な資料である。<BR>著者は, 同書に記録された酒の種類や製法, 地域などの情報から, ユーラシア大陸における酒文化圏の形成を次の類型から説明した。(1) ユーラシア大陸ワイン街道, (2) 米酒文化圏, (3) 乳酒文化圏, (4) 椰子酒文化圏, これらの酒文化圏をマルコポー口の旅行地図上に印した,「酒文化圏マップ」(Fig.1) は, 著者の独創史料である。

収録刊行物

• 日本醸造協会誌

  日本醸造協会誌 102 (3), 172-186, 2007

  公益財団法人 日本醸造協会

詳細情報

• CRID: 1390282681077812480
• NII論文ID: 10018891818
• NII書誌ID: AN10034389
• DOI: 10.6013/jbrewsocjapan1988.102.172
• ISSN: 21864012
• ISSN: 09147314
• NDL書誌ID: 8749393
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8749393
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可