外科的切除が奏功した,若齢犬の原因不明の慢性活動性胃炎による胃潰瘍の1例

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  • A Case of Ulceration Associated with Cryptogenic Chronic Active Gastritis Treated with Surgical Excision in a Young Dog

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抄録

3.5カ月齢のミニチュア・ダックスフントが元気消失,黒色下痢を呈して来院し,血液検査では重度の貧血と低蛋白血症,白血球増多を示し,各種臨床検査から消化管からの出血による貧血とその原因に関連した炎症が起きていることが強く疑われた。そこで内視鏡検査を実施したところ,幽門洞に潰瘍病変を認めた。原因の究明を目的として試験的開腹術を行い,各腹腔臓器の確認ならびに生検と潰瘍部の切除を実施したところ症状の改善が認められ,病理組織検査によって潰瘍を伴う慢性活動性胃炎と診断された。

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