書誌事項
- タイトル別名
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- Bilateral Osteotomy for Bilateral Osteonecrosis of Femoral Head
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抄録
大腿骨頭壊死症に対する両側への骨切り術は,長い治療期間や,免荷が十分に得られず成績不良となる可能性が考えられる.当科での両側骨切り術症例を片側骨切り術症例を対照として後ろ向きに比較検討した.対象は2000年~2003年の両側骨切り術11例(男性8例,女性3例).平均年齢36(23-55)歳,観察期間3.9(2.0-5.8)年であった.術式は大腿骨頭前方回転骨切り術18股,大腿骨転子間弯曲内反骨切り術4股.同時期に片側骨切り術を受け、反対側に壊死が無いか,圧潰がない症例で,性や年齢,術式,ステージでマッチングさせた片側群と比較した.最終時の JOA スコア,関節症進行例や圧潰進行例の比率,感染症等の術後合併症の割合は両群で同様であった.入院期間や杖無し歩行までの期間は両側群が片側群の約2倍で,それ以上ではなかった.大腿骨頭壊死症に対する両側骨切り術の成績や治療期間は片側群と変わらなかった.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 56 (1), 5-8, 2007
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679916159616
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- NII論文ID
- 130004460609
- 10018917235
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- NII書誌ID
- AN00126582
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可