食品残さの発酵リキッド飼料化に用いる乳酸菌の特性評価 Characteristic Evaluation of Lactic Acid Bacterium Used in the Fermentation of Food By-products for Liquid Feed

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著者

    • 山内 慎也 YAMAUCHI S.
    • 広島県立総合技術研究所食品工業技術センター Hiroshima Prefectural Technology Research Institute Food Technology Research Center
    • 角川 幸治 KAKUGAWA K.
    • 広島県立総合技術研究所食品工業技術センター Hiroshima Prefectural Technology Research Institute Food Technology Research Center
    • 松本 英之 [他] MATSUMOTO H.
    • 広島県立総合技術研究所食品工業技術センター Hiroshima Prefectural Technology Research Institute Food Technology Research Center
    • 土屋 義信 TSUCHIYA Y.
    • 広島県立総合技術研究所食品工業技術センター Hiroshima Prefectural Technology Research Institute Food Technology Research Center

抄録

著者らがフスマから分離したLactobacillus plantarum A305株は、乳酸収率が高くポリ乳酸生産用として研究が進められているアミラーゼ産生乳酸菌Lactobacillus manihotivorans LMG18011株に比べ、培養温度30℃および38℃において菌体の増殖とpHの低下が速く、対数増殖期の比増殖速度(μmax)はそれぞれ0.39h(-1)および0.49h(-1)であった。また、稲発酵飼料専用で「畜草1号」として販売され広く利用されているLactobacillus plantarum Chikuso 1株に比ベデンプン資化能を有することから、デンプン質を多く含む食品残さの乳酸発酵に適していた。さらに、大部分の乳酸桿菌はpH2.5、20分間の処理で完全に死滅するのに対し、A305株19.0%の生存率を示すなど、胃酸や胆汁に対しても比較的耐性が高かった。A305株は、洗米排水培地においても良好な生育を示し(μmax=0.65h(-1))、5℃で10日間保存しても、生存率は54%であった。A305株は、食パン耳、ジャガイモ皮等を含む食品残さ培地においても良好な生育を示し、対数増殖期での比増殖速度μmaxは0.47h(-1)となり、MRS培地での値より高い値を示した。発酵リキッド飼料のpHは、10時間の培養で4.3、乳酸濃度は8.4g/lとなった。豚病原菌の生育を抑え、豚の摂食性が低下しない範囲内にほぼ収まるものと考えられた。

収録刊行物

  • 日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science  

    日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science 44(2), 51-58, 2007-06-10 

    日本養豚学会

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被引用文献:  3件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018920682
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10202971
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    0913882X
  • NDL 記事登録ID
    8878632
  • NDL 雑誌分類
    ZR22(科学技術--農林水産--畜産)
  • NDL 請求記号
    Z18-1082
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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