乾癬患者におけるカルシポトリオール軟膏(ドボネックス軟膏^【○!R】)への変更後2カ月間の経過観察 The Experience of Treatment with Calcipotriol Ointment for Patients with Psoriasis

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

カルシポトリオール軟膏の使用経験を報告した。対象患者は,当院にてカルシポトリオール軟膏を使用開始し,開始後2ヵ月間に1度以上通院した30名の患者である。ステロイド外用剤もしくはタカルシトール軟膏から変更した場合にも,増悪した症例はなく,調査した紅斑,浸潤,鱗屑のすべての項目で改善がみられた。随伴症状として紅斑の周囲への拡大がみられた症例が4例あり,刺激感を訴えた症例が1例あった。今回の検討から,有効性の点では,特に他剤からの切り替えの際に配慮は必要ないことがわかった。また,浸潤や鱗屑に対しては,その効果が明確であるが紅斑は周囲に拡大することがあることがわかった。カルシポトリオール軟膏は,活性型ビタミンD<sub>3</sub>誘導体であり,作用機序,副作用とも従来のステロイド外用剤とは異なり,今後の体幹,四肢の乾癬の外用薬として重要な位置付けになると考えられた。

The purpose of this study was to determine the effectiveness and side effects of calcipotriol following therapy with a steroid ointment or a low dose of tacalcitol ointment. The subjects were 30 patients with psoriasis who were treated with calcipotriol. All of the patients, including those who had used steroids ranked "strongest" or "very strong", showed improvement in erythema, infiltration and scaling. Enlargement of the area of erythem considered to be the same as circumlesional scaling, was observed in 4 patients, and one patient complained of an irritating feeling. The results suggest that a change from treatment with steroid ointment to treatment with calcipotriol is safe and effective for patients with psoriasis.

収録刊行物

  • 西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology  

    西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology 64(2), 232-236, 2002-04-01 

    Western Division of Japanese Dermatological Association

参考文献:  7件

参考文献を見るにはログインが必要です。ユーザIDをお持ちでない方は新規登録してください。

被引用文献:  2件

被引用文献を見るにはログインが必要です。ユーザIDをお持ちでない方は新規登録してください。

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018925082
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00183881
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03869784
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
ページトップへ