Black Henna?による接触皮膚炎の1例

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タイトル別名
  • A Case of Contact Dermatitis with a Black Henna(?) Tattoo.

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抄録

23歳日本人女性。バリ島旅行中にhennaによるbody art(以下henna tattoo)を受けた。旅行中は異常をみとめなかったが,10日後にhenna tattooを受けた部位が紅く腫れ,痒みを自覚するようになった。初診時,左上腕に絵柄と一致した発赤·腫脹を認めたため,副腎皮質ホルモン剤外用および内服,抗アレルギー剤内服にて加療した。皮疹は1ヵ月程で軽快した。しかし,6ヵ月後に髪染めをした後,絵柄に一致した紅斑を認めた。パッチテストを行った結果,natural hennaで陰性, paraphenirendiamine(以下PPD)で陽性であった。使用された染料中に含まれていたPPDにより感作されて起こった接触皮膚炎と考えた。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 64 (3), 284-286, 2002

    日本皮膚科学会西部支部

参考文献 (12)*注記

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