Ｂｌａｓｔｉｃ　ＮＫ　Ｃｅｌｌ　Ｌｙｍｐｈｏｍａの１例

• 内野 ゆり

  鹿児島大学医学部皮膚科学教室

• 島田 英彦

  鹿児島大学医学部皮膚科学教室

• 福重 智子

  鹿児島大学医学部皮膚科学教室

• 片平 充彦

  鹿児島大学医学部皮膚科学教室

• 金蔵 拓郎

  鹿児島大学医学部皮膚科学教室

• 神崎 保

  鹿児島大学医学部皮膚科学教室

• 大坪 秀雄

  鹿児島大学医学部内科学第一教室

書誌事項

タイトル別名

• A Case of Blastic NK Cell Lymphoma.

抄録

79歳,男性。2000年12月初め,顔面の皮疹に気付く。次第に拡大し,躯幹にも出現。2001年1月9日当科初診時,顔面,躯幹を中心に浸潤を触れる紅斑から紫斑を認め,数個の隆起した腫瘤も呈していた。1週間後の再診時には強い全身倦怠感,汎血球減少が出現しており,その後も急激な進行を認めた。皮膚の腫瘤からの生検で,病理組織学的に真皮,皮下脂肪織に芽球様のリンパ球の密な浸潤を認め,免疫組織学的にはCD4, CD56陽性,しかし, CD2, CD3, CD13, CD16, CD33, CD34, EBERは陰性であった。TCR遺伝子再構成は認めなかった。以上よりblastic NK cell lymphomaと診断した。

収録刊行物

• 西日本皮膚科

  西日本皮膚科 64 (5), 574-577, 2002

  日本皮膚科学会西部支部

キーワード

• Dermatology

詳細情報

• CRID: 1390282679275228160
• NII論文ID: 130004474829
• NII論文ID: 10018926017
• NII書誌ID: AN00183881
• DOI: 10.2336/nishinihonhifu.64.574
• ISSN: 18804047
• ISSN: 03869784
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2003079228
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可