犬および猫の<I>Campylobacter jejuni</I>保菌状況と分離株の薬剤感受性

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  • Prevalence of <I>Campylobacter jejuni</I> in Dogs and Cats and Drug Susceptibilities of the Isolates
  • 犬および猫のCampylobacter jejuni保菌状況と分離株の薬剤感受性
  • イヌ オヨビ ネコ ノ Campylobacter jejuni ホキン ジョ
  • Prevalence of Campylobacter jejuni in Dogs and Cats and Drug Susceptibilities of the Isolates

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抄録

飼育犬および猫の高温カンピロバクター保菌状況および分離株の薬剤感受性について検討した.1992年4~8月の間に調査した犬386例中12例 (3.1%) ならびに猫122例中1例 (0.8%) からカンピロバクター属菌が分離され, すべてCampylobacter jejuniと同定された.犬では1歳以下の52例中7例 (13.5%), 1~3歳の98例中2例 (2.0%), 3~5歳の69例中1例 (1.4%), 5~10歳の128例中1例 (0.8%), 10歳以上の37例中1例 (2.7%) が陽性であった.下痢を呈した犬の保菌率は10.7%で, 呈していない犬のそれは2.5%であった.犬由来60菌株中20株 (33.3%) がペニシリン (PC) とテトラサイクリン (TC) に, 2株 (3.3%) がPCとアンピシリン (ABPC) に, 5株 (8.3%) がTCに, 3株 (5.0%) がPCにそれぞれ耐性を示した. 菌が分離された1例の猫は2歳の雄で, 分離5株は調べたすべての薬剤に対して感受性であった.

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参考文献 (28)*注記

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