上皮小体萎縮と血漿ビタミンD代謝物濃度低下をともなう犬の肺性肥大性骨関節症の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Canine Case of Hypertrophic Pulmonary Osteoarthropathy with Atrophied Parathyroid Glands and Lowered Plasma Vitamin D Metabolites
  • ジョウヒ ショウタイ イシュク ト ケッショウ ビタミン D タイシャブツ ノ

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抄録

四肢の腫脹と肢行を示した雑種犬 (雄, 10歳) のX線検査で, 上腕骨, 橈骨, 尺骨辺縁の不整, 左右大腿骨骨幹全体に及ぶ骨膜反応, 脛骨, 腓骨の骨新生および右肺後葉の辺縁不整な腫瘤が認められ, 肺性肥大性骨関節症と診断された.低Ca, 高リン血症, ビタミンD代謝物濃度の低下が観察され, 病理学的検索で上皮小体腺細胞は萎縮し, 脛骨骨膜下に海綿骨状の骨新生が認められ, 皮質骨は多孔性を示していた.肺では細気管支肺上皮癌の高度浸潤と-部肺動脈に犬糸状虫栓塞がみられた.

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参考文献 (15)*注記

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