犬の晩期残存乳犬歯の抜去による咬合異常の発生予防
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Extraction of Retained Deciduous Canines for Malocclusion of Permanent Canines in Young Dogs
- イヌ ノ バンキ ザンソン ニュウケンシ ノ バツキョ ニヨル コウゴウ イジ
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抄録
晩期残存乳犬歯を持つ幼犬に, 残存乳犬歯の抜去を行い, 永久犬歯の転位による咬合異常をどの程度防げるかについて観察した.抜歯を行ったのはポメラニアン, マルチーズ, トイプードルなど6品種の合計18頭の54カ所であった.性別は雄9頭, 雌9頭, 年齢は5~11カ月 (平均7.3カ月), 体重は1.5~4.5kg (平均2.3kg) であった.その結果, 永久犬歯の転位による咬合異常を防ぐことができたのは, 12頭の41カ所 (75.9%) であった.抜歯後の永久犬歯の咬合状態がすべて良好だったのは5~6カ月齢に行ったもので, また, 抜歯後の咬合状態がすべて不良だったものは10~11カ月齢に行ったものであった.7~8カ月齢に行ったものでは両者が混在していた.
収録刊行物
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- 日本獣医師会雑誌
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日本獣医師会雑誌 48 (10), 783-785, 1995
公益社団法人 日本獣医師会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679685378176
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- NII論文ID
- 10018943160
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- NII書誌ID
- AN00191857
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- ISSN
- 21860211
- 04466454
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- NDL書誌ID
- 3644187
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可