猫の眼球悪性黒色腫の1例

• 吉野 有子

  舞子坂動物病院

• 吉田 功治

  舞子坂動物病院

• 澤嶋 効

  澤嶋獣医科医院

• 澤嶋 裕子

  澤嶋獣医科医院

• 粟倉 毅

  鳥取大学農学部

書誌事項

タイトル別名

• Ocular Malignant Melanoma in a Cat
• ネコ ノ ガンキュウ アクセイ コクショクシュ ノ 1レイ

抄録

1ヵ月にわたる左眼の持続性流涙を示した日本猫雌, 14歳, 不妊手術済みにおいて, 虹彩部の淡桃色腫瘤および角膜浮腫を認め, 腫瘤は急速に発育し, 4ヵ月後に左眼球を摘出した. 一般状態は一時的に良好であったが, 術後72日に右捻転斜頸と右方向旋回運動が発現し, 術後82日に呼吸停止により死亡した. 摘出眼球は病理組織学的に悪性黒色腫と診断され, 腫瘍細胞は毛様体・虹彩・角膜・脈絡膜・眼球結膜に浸潤しており, 腎臓および脳幹への転移が認められた.

収録刊行物

• 日本獣医師会雑誌

  日本獣医師会雑誌 48 (6), 423-426, 1995

  公益社団法人 日本獣医師会

キーワード

• 猫
• 眼
• 悪性黒色腫

詳細情報

• CRID: 1390001204709431552
• NII論文ID: 10018943646
• NII書誌ID: AN00191857
• DOI: 10.12935/jvma1951.48.423
• ISSN: 21860211
• ISSN: 04466454
• NDL書誌ID: 3618465
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I3618465
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1996005248
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可