分娩前後における乳牛蹄壁角質アミノ酸組成の変化

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  • Changes in Amino Acid Composition in the Horny Hoof Wall of Dairy Cows during Periparturition Period
  • ブンベン ゼンゴ ニ オケル ニュウギュウ テイヘキ カクシツ アミノサン ソ

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抄録

分娩前後の乳牛蹄壁角質のアミノ酸組成の変化を調べ, 乳量, 乾物摂取量 (DMI), 可消化養分総量 (TDN), 粗蛋白質 (CP) との関係をみた. 蹄壁の成長は乾乳期および分娩前後の2カ月間が一番速かったが乾乳期にはグリシン・メチニオン・ヒスチジンは最低値を, プロリンは最高値を示した. アスパラギン酸・スレオニン・アラニン・バリン・イソロイシン・ロイシン・チロシン・アルギニンの変化は乳量, DMI, TDN, CPと密接に関連したが, セリン・グルタミン酸・フェニルアラニン・リジンはDMI, TDN, CPとは関連が少ないと思われた. ヒスチジン・リジン・アルギニンの含有比から, 乾乳期には角質が硬化し, 分娩を経過するとともに軟化することが推察された.

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