豚のクマリン中毒
書誌事項
- タイトル別名
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- Coumarin Poisoning in Pigs
- ブタ ノ クマリン チュウドク
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抄録
肥育豚15頭 (110~115日齢) が, 破行, 眼球突出, 関節の腫脹を呈し, そのうち6頭が死亡した.剖検では, 眼窩, 頸部, 上腕部, 内股部, 四肢肢端に出血と凝固不全の血塊を認め, 病理組織所見では筋膜下および筋間の出血が著明であった. クマリン系殺鼠剤の中毒が疑われ, 中毒物質であるクマテトラリルを高速液体クロマトグラフィーで分析したところ, 死亡豚の肝臓から0.7~0.8ppm, 腎臓からは0.1ppmのクマテトラリルが検出され, クマリン中毒と確定診断した.
収録刊行物
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- 日本獣医師会雑誌
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日本獣医師会雑誌 48 (1), 18-20, 1995
公益社団法人 日本獣医師会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679684679296
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- NII論文ID
- 10018944212
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- NII書誌ID
- AN00191857
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- ISSN
- 21860211
- 04466454
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- NDL書誌ID
- 3909386
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可