市販急速凝集反応用抗原を用いたゲル内拡散沈降反応による<I>Mycoplasma synoviae</I>抗体の検出

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  • Detection of Antibody to <I>Mycoplasma synoviae</I> by Gel Diffusion Precipitation Reaction Using Commercially Available Antigen for Agglutination Reaction
  • 市販急速凝集反応用抗原を用いたゲル内拡散沈降反応によるMycoplasma synoviae抗体の検出
  • シハン キュウソク ギョウシュウ ハンノウヨウ コウゲン オ モチイタ ゲルナ
  • Detection of Antibody to Mycoplasma synoviae by Gel Diffusion Precipitation Reaction Using Commercially Available Antigen for Agglutination Reaction

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抄録

市販急速凝集反応 (RA) 用抗原を用いたゲル内拡散沈降反応 (GDP) により, 採卵鶏 (120~582日齢) のMycoplasma synoviae (MS) 抗体の検出を試みた. 抗MS免疫鶏血清とRA用抗原との間に出現する沈降線と融合する沈降線は各日齢鶏の血清で出現したが, RAとGDPの双方が陽性を示した例は120日齢群 (16羽) では1例, 190日齢群 (20羽) で15例, 405日齢群 (20羽) で14例, 582日齢群 (20羽) では13例であった. RA, GDPともに陰性の例は120日齢群で0例, 他群では1~2例であった. 120日齢群を除き, RA疑陽性を示した血清のGDP陽性率は50~70%であった. 以上の成績から, MS感染初期には, GDPの抗体検出感度はRAに比べて低いが, 感染後の経過が長い例ではGDPの感度が上昇することが示唆された.

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