犬の特発性血小板減少性紫斑病における血小板凝集能

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タイトル別名
  • Platelet Aggregation in Canine Idiopathic Thrombocytopenic Purpura
  • イヌ ノ トクハツセイ ケッショウバン ゲンショウセイ シハンビョウ ニ オケ

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抄録

治療により血小板数が200×103/μl以上に維持されている特発性血小板減少性紫斑病 (ITP) 犬5例について臨床症状, 止血スクリーニング検査およびアデノシン二リン酸 (ADP) に対する血小板凝集能を検討した. 全例とも止血スクリーニング検査では異常は認められなかったが, 5例中3例で採血後の皮下出血, 止血遅延などがみられ, 4例においてはADPに対する血小板凝集能の明らかな低下が認められた. 以上から, ITP患犬の止血異常持続例は, 血小板凝集能低下によることが示唆された.

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