伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス接種鶏におけるトリレオウイルスと大腸菌の混合感染による頭部肉芽腫性病変

• 菊池 志津子

  岩手大学農学部

• 御領 政信

  岩手大学農学部

• 石井 映子

  岩手大学農学部

• 岡田 幸助

  岩手大学農学部

書誌事項

タイトル別名

• Granulomatous Lesions in the Head Caused by Mixed Infection with Avian Reovirus and <I>Escherichia coli</I> in Chickens Inoculated with Infectious Bursal Disease Virus
• デンセンセイ ファブリキウスノウビョウ ウイルス セツシュケイ ニ オケル ト
• Granulomatous Lesions in the Head Caused by Mixed Infection with Avian Reovirus and Escherichia coli in Chickens Inoculated with Infectious Bursal Disease Virus

抄録

伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス (IBDV) による免疫抑制下で, トリレオウイルス (ARV) と大腸菌 (E. coli) の混合感染による頭部腫脹症候群の再現を試みた. 各群8～9羽の1週齢SPF鶏にIBDV993株を経口接種し, 3週齢でARVMJ3810株を点眼接種後1, 4あるいは7日に大腸菌を点眼接種し, 接種後20日に剖検したところ, 頭部の腫脹はみられなかったが, それぞれ2/9羽, 4/9羽, 1/8羽に頭蓋骨air spaceおよび中耳内に炎症性病変および肉芽腫がみられた. ついで, 別の8群 (A～H; 各群13～14羽) にはそれぞれ次の組合せで接種を行い, 大腸菌接種後4～20日に剖検した: A (無処置), B (E. coli), C (ARV), D (ARV+E. coli), E (IBDV), F (IBDV+E. coli), G (IBDV+ARV), H (IBDV+ARV+E. coli) では, B群の2羽, H群の3羽には軽度の眼瞼腫脹がみられ, 軽度の炎症性病変を含めると, 組織学的にはB群の3羽, D群の2羽, F群の1羽, G群の2羽, H群の5羽に頭部の病変がみられたが, 頭部皮下織炎はB群の2羽, H群の4羽のみに認められた.

収録刊行物

• 日本獣医師会雑誌

  日本獣医師会雑誌 51 (2), 65-69, 1998

  公益社団法人 日本獣医師会

キーワード

• トリレオウイルス
• 大腸菌
• 免疫抑制
• 混合感染
• 頭部腫脹症候群

詳細情報

• CRID: 1390001204708508160
• NII論文ID: 10018949378
• NII書誌ID: AN00191857
• DOI: 10.12935/jvma1951.51.65
• ISSN: 21860211
• ISSN: 04466454
• NDL書誌ID: 4425162
• Web Site: https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030580788
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I4425162
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可