子牛の実験的急性肺炎における超音波画像診断

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タイトル別名
  • Diagnostic Ultrasonography of Experimentally-Induced Acute Pneumonia in Calves
  • コウシ ノ ジッケンテキ キュウセイ ハイエン ニ オケル チョウオンパ ガゾ

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抄録

ホルスタイン種子牛3頭に実験的急性肺炎を作出して経時的に, 症状の有無を調べ, 血液, X線検査および両側第2~9肋間隙からの超音波検査を実施した. 剖検時には, 肺に直接探触子を当てて得られた超音波画像および摘出肺の脱気水中の超音波画像を, 生前の超音波画像と比較し, さらに病理解剖・組織所見と対比した. 肺炎発症初期に超音波画像ではair echoが出現し, その領域は経過にともない, (1) 低レベルの実質性エコーへの移行, (2) air echo領域の拡大あるいは無変化, (3) 同領域の縮小あるいは消失, の3パターンを示し, 超音波画像による急性肺炎診断の可能性が示唆された.

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参考文献 (16)*注記

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