分子分散型高分子系白色EL素子の高輝度化(発光型・非発光型ディスプレイ合同研究会)

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タイトル別名
  • High luminance white -light-emitting polymer diode with molecular dispersion system
  • 分子分散型高分子系白色EL素子の高輝度化
  • ブンシ ブンサンガタ コウブンシケイ ハクショク EL ソシ ノ コウキドカ

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抄録

Polyvinylcarbazole(PVCz)を母体材料に用いた有機EL素子の白色の高輝度化を進める中で、低分子蛍光色素であるTPBの青色発光とNileREDの赤橙色発光を混色し、更にRubreneを添加することで色純度の良い白色発光が得られることを見出した。蛍光量子効率が非常に高いRubreneの添加濃度をO〜0.23wt.%の範囲で変化させた時の電気的光学的特性変化を調べた結果、発光しきい値電圧はRubrene濃度が約0.07wt.%を最小値にとるのに対し、輝度はRubrene濃度増加により単調増加し約0.05wt.%で飽和傾向を示した。一方、発光スペクトルはRubrene添加により、NileREDに基づく発光強度が増加し、Rubrene発光とあいまってRubrene濃度0.11wt.%でCIE色度座標(0.336、0.329)の純白色発光が得られた。また、LiFを電子注入バッファ層として積層することにより電流輝度効率11.3cd/A,視感効率4.31m/Wの高効率白色発光素子の作製を実現した。

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参考文献 (24)*注記

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