スプレイ法を用いた有機EL素子の作製(発光型/非発光型ディスプレイ合同研究会)

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タイトル別名
  • Fabrication Method of Organic Electroluminescent Devices using Spray Printing Method
  • スプレイ法を用いた有機EL素子の作製
  • スプレイホウ オ モチイタ ユウキ EL ソシ ノ サクセイ

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抄録

簡便かつ大面積の有機薄膜を短時間で形成可能な方法として、スプレイ印刷法を提案・検討した。正孔輸送性材料のポリビニルカルバゾール(PVCz)に、電子輸送性材料2,5-ビス(1-ナフチル)-1,3,4-オキサジアゾール(BND)、色素のクマリン6(緑)、ペリレン(青)、4・ジシアノメチレン-6-シーピー-ジュロリジノ-スチリル-2-タート-ブチル-4H-ピラン(赤)を用い、PVCz:BND:(色素)=160:40:1混合比の1,2-ジクロロエタン0.8wt%溶液を作製し、スプレイ印刷した。スプレイ圧、基板移動速度、基板-ノズル間隔による膜形成条件を検討し、平坦部での平均ラフネスとして50Åを得た。また、ノズル中心から5mm以上離れた領域では、加圧ガス流に伴う溝構造が見られた。デバイスの電流-電圧特性は色素材料依存性を示し、C6を用いた素子で発光輝度1,910cd/m^2を得た。

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参考文献 (16)*注記

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