Encapsulated Fat Necrosisの1例

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タイトル別名
  • A Case of Encapsulated Fat Necrosis

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抄録

63歳の女性。尋常性天疱瘡に対して1984年より, ベタメサゾン最大量6mg/日, 通算約7g, 現在3mg/日内服にて経過を観察していた。1996年9月頃より両下腿を中心として直径2~5mmの可動性のある, 軽度圧痛のある皮下結節に気づいた。徐々に増数し, 80個以上認められるようになった。1997年5月外来受診時数個を摘出。組織学的に, 結合織の線維に包まれた蜂巣状の変性脂肪組織が認められ, encapsulated fat necrosisと診断した。長期のステロイド大量全身投与が関係している可能性が示唆された。

収録刊行物

  • 西日本皮膚科

    西日本皮膚科 66 (5), 451-453, 2004

    日本皮膚科学会西部支部

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (10)*注記

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