書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Basal Cell Carcinoma that Presented as a Giant Rodent Ulcer.
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抄録
症例は67歳の男性。約8年前に気づいた黒色の左鼠径部の皮疹が徐々に拡大, 潰瘍化してきたため, 1998年鹿児島大学病院皮膚科外来を受診した。潰瘍は24cm×9.5cmと下腹部ほぼ全体を占め, 潰瘍底には鼠径動脈が露出していた。また陰茎皮膚は象皮症を呈し, 排尿困難があった。潰瘍辺縁より行った皮膚生検で基底細胞癌の診断を得た。入院後に行った全身検索では他臓器への転移は見られなかった。露出動脈からの出血や陰茎の象皮症に対し, 血管置換術, 陰茎切断術及び尿路変更術を行った。潰瘍部には放射線療法及び植皮術を行い癌は完治した。
収録刊行物
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- 西日本皮膚科
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西日本皮膚科 61 (6), 744-747, 1999
日本皮膚科学会西部支部
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204300342272
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- NII論文ID
- 10019140967
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- NII書誌ID
- AN00183881
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- ISSN
- 18804047
- 03869784
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可