書誌事項
- タイトル別名
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- Proteaes of genus <i>Vibrio</i> as the pathogenic factor
- ビョウゲン インシ ト シテ ノ ビブリオゾクキン プロテアーゼ
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抄録
病原細菌が産生するプロテアーゼには病原因子として働いているものもあり, ボツリヌス毒素のように標的部位を特異的に加水分解することによって強力な直接毒性を発揮するものや, タンパク質性の病原因子をプロセッシングして間接的に病原性に関与するものなど, 様々である。病原ビブリオが産生するプロテアーゼとしては亜鉛金属プロテアーゼとセリンプロテアーゼが知られており, 前者, 特に Themolysin family に属するものについての研究が進んでいる。中でも Vibrio vulnificus の産生するプロテアーゼは, 浮腫や出血などの皮膚症状の惹起に働く直接的な病原因子として働いていると考えられている。最近, V. vulnificus やV. cholerae のプロテアーゼが種々の病原因子の調節と連携したかたちでクォーラム・センシング調節を受けていることが明らかになりつつある。ここでは, V. vulnificus を中心に病原ビブリオのプロテアーゼに関する最近の話題を概説する。
収録刊行物
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- 日本細菌学雑誌
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日本細菌学雑誌 61 (2), 261-271, 2006
日本細菌学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206448975360
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- NII論文ID
- 10019168839
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- NII書誌ID
- AN00189800
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- ISSN
- 18824110
- 00214930
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- NDL書誌ID
- 7984869
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- PubMed
- 16780123
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可