diabetic mastopathy経過観察中に石灰化で発見された乳癌の1例

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  • A Case Report of Breast Cancer Detected by Malignant Calcification During the Followup Observation of Diabetic Mastopathy

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抄録

diabetic mastopathyは乳腺にできる良性腫瘤で糖尿病の合併症の一つとされている。臨床的に乳癌と類似しておりその鑑別がしばしば問題となる。今回われわれはdiabetic mastopathyの経過観察中に乳癌を発症した症例を経験したので報告する。症例は56歳, 女性。インスリン非依存型糖尿病にてインスリンを自己注射している。diabetic mastopathyの経過観察中に右乳房腫瘤を自覚し受診。マンモグラフィー上悪性石灰化像を認めた。針生検にて乳癌と診断され胸筋温存乳房切除術, センチネルリンパ節生検を施行した。diabetic mastopathyと癌との合併は稀ではあるが, 定期的な検診が必要であると考える。

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