高機能鋼材を用いた合成ハイブリッド箱桁の正曲げ耐荷特性に関する実験的研究

• 利根川 太郎

  住友金属工業株式会社　土木橋梁EC　技術室

• 浦野 友樹

  京都大学大学院　都市環境工学専攻

• 杉浦 邦征

  京都大学大学院　都市環境工学専攻

• 山口 隆司

  大阪市立大学大学院　都市系専攻

• 渡邊 英一

  京都大学 (財)大阪地域計画研究所

• 中村 雅樹

  福山大学　工学部 建設環境工学科

書誌事項

タイトル別名

• EXPERIMENTAL STUDY ON LOAD CARRYING CAPACITY OF COMPOSITE HYBRID STEEL BOX GIRDER WITH RC/SW SLAB USING HIGH PERFORMANCE STEEL

抄録

強度規格が異なる鋼板でウェブとフランジを構成するハイブリッド桁は，ウェブが先行して降伏することから同一強度規格の鋼板で構成される通常の桁に対して異なる曲げ耐荷特性を持つため，ウェブの限界幅厚比の制限を相対的に厳しくしている．一方で，正曲げを受ける通常の合成桁に対してはウェブの幅厚比を大きくとれるとする既往の知見がある．本研究では，引張フランジに近年開発された高機能鋼材を用い，圧縮フランジとウェブを同一強度とした合成ハイブリッド桁を対象とし，幅厚比の大きな薄肉無補剛ウェブから構成される箱桁とサンドイッチ型複合床版を組合せた合成桁構造を提案し，その正曲げ耐荷特性を実験的に把握した．実験の結果，鉄筋コンクリート床版を用いた合成ハイブリッド桁より，変形性能面で優れていることが確認された．

収録刊行物

• 土木学会論文集Ａ

  土木学会論文集Ａ 62 (3), 643-655, 2006

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• high performance steel
• hybrid steel girder
• narrow box girder
• thin-walled
• steel -concrete sandwich slab

詳細情報

• CRID: 1390282680231149440
• NII論文ID: 10019323244
• NII書誌ID: AA12131726
• DOI: 10.2208/jsceja.62.643
• ISSN: 18806023
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可