書誌事項
- タイトル別名
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- The Present Status of the Prevention of Deep Vein Thrombosis (DVT) and Pulmonary Thromboembolism (PTE) in Our Department
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抄録
<p>肺血栓塞栓症(PTE)/深部静脈血栓症(DVT)予防ガイドラインが発行されてから2年が経過し,再検討が必要と考えられる.そこで今回,当科で消化器疾患に対する待機手術を受けた患者を対象に.静脈血栓塞栓症(VTE)の予防の現況について調査を行ったDVTは臨床症状,下肢の周径差により抽出し下肢静脈USで診断,PTEは臨床症状・動脈血酸素飽和度の低下により抽出し肺血流シンチ,胸部造影CTで診断した.症例数は500例.男女比は329:171,年齢は63.3±11.4歳,静脈血栓塞栓症の既往は12例(2.4%)であった.危険因子を複数項目保有するものは449例(89.8%)と多く,危険度は最高リスク群・高リスク群が452例(90.4%)を占めた.ガイドライン推奨の予防法を満たしていた症例は98%であった.最高・高リスク群であっても低用量未分画ヘパリンの使用例は13例(2.6%)と少なかった.症候性DVTは0例,症候性PTEは1例(0.2%)であった.今後さらに症例を集積する予定である.</p>
収録刊行物
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- 静脈学
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静脈学 18 (4), 201-207, 2007
日本静脈学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390574181047632000
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- NII論文ID
- 10019511008
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- NII書誌ID
- AN10186004
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- ISSN
- 21865523
- 09157395
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可