骨線維性異形成（ＯＦＤ）に対し巨大骨欠損をβ‐ＴＣＰのみにて補填した３例

• 比嘉 聖

  宮崎大学医学部整形外科

• 帖佐 悦男

  宮崎大学医学部整形外科

• 坂本 武郎

  宮崎大学医学部整形外科

• 渡邊 信二

  宮崎大学医学部整形外科

• 関本 朝久

  宮崎大学医学部整形外科

• 濱田 浩朗

  宮崎大学医学部整形外科

• 野崎 正太郎

  宮崎大学医学部整形外科

• 前田 和徳

  宮崎大学医学部整形外科

• 中村 嘉宏

  宮崎大学医学部整形外科

• 舩元 太郎

  宮崎大学医学部整形外科

書誌事項

タイトル別名

• Treatment of Giang Bone Defect for Osteofibrous Dysplasia with Only .BETA.-TCP: 3 Case Reports

抄録

脛骨に発生した骨線維性異形成（OFD）に対し，腫瘍切除後の巨大骨欠損をβ-TCPのみにて補填した3症例（男性1例，女性2例，手術時平均年齢14歳11か月)を経験したので報告する．【方法】腫瘍をen blocにボーンソーにて切除し，β-TCPにて骨欠損を補填し，不安定性への対処としてギプス固定またはplateにて固定した．【考察】OFDに対する治療において，単純掻爬骨移植では再発例が多いというのは以前より報告されていることであり，拡大切除を選択している施設も多い．当科でも同様であるが，骨欠損部が大きくなり自家骨のみでは補填困難である．当科ではBone bankのシステムも確立しておらず，症例が若年者であり採骨のリスクを考えβ-TCPのみで対処した．今回の症例ではβ-TCPは骨に置換され現時点では副作用も認められないので巨大骨欠損に対する補填材料として有用と考えられた．

収録刊行物

• 整形外科と災害外科

  整形外科と災害外科 56 (3), 458-461, 2007

  西日本整形・災害外科学会

キーワード

• 骨線維性異形成
• β-リン酸三カルシウム
• 骨欠損

詳細情報

• CRID: 1390282679913173120
• NII論文ID: 10019942311
• NII書誌ID: AN00126582
• DOI: 10.5035/nishiseisai.56.458
• ISSN: 13494333
• ISSN: 00371033
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008013326
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可