維持透析患者の皮膚の色素沈着―第二報　　皮膚の明度の低下と年齢，透析期間，基礎疾患との関連―

• 柴田 昌典

  光寿会リハビリテーション病院透析センター

• 太田 匡宣

  光寿会リハビリテーション病院透析センター

• 青木 隆成

  光寿会リハビリテーション病院透析センター

• 多和田 英夫

  光寿会リハビリテーション病院透析センター

• 谷口 信吉

  和歌山県立医科大学皮膚科学教室

書誌事項

タイトル別名

• Cutaneous pigmentation in patients with chronic renal failure on maintenance hemodialysis-II. Quantitative analysis of skin lightness and its correlation with age, duration of dialytic treatment, and basic diseases-
• 維持透析患者の皮膚の色素沈着(第2報)皮膚の明度の低下と年齢,透析期間,基礎疾患との関連
• イジ トウセキ カンジャ ノ ヒフ ノ シキソ チンチャク ダイ 2ホウ ヒフ ノ メイド ノ テイカ ト ネンレイ トウセキ キカン キソ シッカン トノ カンレン
• —II. Quantitative analysis of skin lightness and its correlation with age, duration of dialytic treatment, and basic diseases—
• ―第二報 皮膚の明度の低下と年齢, 透析期間, 基礎疾患との関連―

抄録

維持透析患者100名 (慢性腎炎55名, 糖尿病性腎症45名) と対照患者137名の皮膚の色調をコニカミノルタ社製の分光測色計CR-400^®で定量的に測定した. 透析患者では有意に皮膚の明度が低く (p<0.01), この低下と年齢とは相関がなかったが, 維持透析の継続期間の長さとは有意の相関がみられた (p<0.01). 糖尿病性腎症による患者にくらべ, 慢性腎炎の患者の皮膚の明度は有意に低かった (p=0.0005). 維持透析患者にみられる皮膚の色素沈着が糖尿病性腎症患者では軽度である理由は不明であるが, インスリンがMSH代謝へ及ぼす影響の可能性につき述べた.

収録刊行物

• 日本透析医学会雑誌

  日本透析医学会雑誌 40 (7), 589-594, 2007

  一般社団法人 日本透析医学会

キーワード

• 維持透析
• 色素沈着
• 皮膚の明度
• 分光測色計
• 糖尿病

詳細情報

• CRID: 1390001204678426752
• NII論文ID: 10019966699
• NII書誌ID: AN10432053
• DOI: 10.4009/jsdt.40.589
• ISSN: 1883082X
• ISSN: 13403451
• NDL書誌ID: 8905185
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8905185
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008004799
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可