書誌事項
- タイトル別名
-
- A Retroperitoneal Abscess Caused by a Perforation of a Duodenal Ulcer : Report of a Case
この論文をさがす
抄録
症例は60歳, 男性。嘔吐を主訴として受診。上部消化管造影で十二指腸下降脚から腸管外への造影剤の流出を認め, 腹部CTにて後腹膜気腫と膿瘍形成を認めた。十二指腸潰瘍の穿孔による後腹膜膿瘍と診断したが, 自覚症状が軽微であったため, プロトンポンプ阻害剤と抗生剤による保存的加療を行った。6日目より経口摂取開始し, 17日目に軽快し退院となった。十二指腸潰瘍の穿孔による後腹膜気腫や膿瘍は比較的少なく, 重症化することがある注意すべき疾患ではあるが, 保存的加療が適応となる症例もある。
収録刊行物
-
- 日本腹部救急医学会雑誌
-
日本腹部救急医学会雑誌 27 (7), 977-979, 2007
日本腹部救急医学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204733442432
-
- NII論文ID
- 130004508638
- 10020094835
-
- NII書誌ID
- AN10426469
-
- ISSN
- 18824781
- 13402242
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可