書誌事項
- タイトル別名
-
- A CASE OF DIAPHRAGMATIC SCHWANNOMA SUSPECTED OF LIVER METASTASIS OF BREAST CANCER BY AMOUNT OF FDG-PET ACCUMULATION
この論文をさがす
抄録
症例は61歳, 女性. 右乳癌T3N0に対して乳房切除術施行. 術前のCTにて肝S8横隔膜下に15mm大の腫瘤を指摘されていた. 生検困難な部位であったため, ホルモン療法を施行しつつ経過観察されたが, 約1年半の間, 大きさに変化を認めなかった. FDG-PETにて同部位に一致して高集積を認めたため, 乳癌肝転移の疑いと診断し開腹切除を施行. 横隔膜より突出し, 肝実質にのめり込むような形状の2cm大の腫瘤を認め, 病理組織学的検査にて良性神経鞘腫と診断した. 神経鞘腫は良性でもFDG-PETにて高集積がみられるとする報告はあるが, 病変の局在の特殊性と経過から, 肝転移との鑑別がFDG-PETを用いても困難な症例であった.
収録刊行物
-
- 日本臨床外科学会雑誌
-
日本臨床外科学会雑誌 68 (12), 2997-3000, 2007
日本臨床外科学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204846769536
-
- NII論文ID
- 130004516414
- 10020119700
-
- NII書誌ID
- AA11189709
-
- ISSN
- 18825133
- 13452843
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可