書誌事項
- タイトル別名
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- Development of an Implicit Membrane Model for Brownian Dynamics Simulation
- マク タンパクシツ ブラウン ドウリキガク シミュレーションホウ ノ カイハツ
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抄録
ブラウン動力学(Brownian Dynamics;BD)法は溶媒を明示的に扱わないため計算を高速化することができる。従来のBD法は水環境でのタンパク質シミュレーションを対象にしていたため、膜タンパク質には適用できなかった。本研究では膜環境をも非明示的に再現することによってBD法を膜タンパク質のシミュレーションに適用できるように拡張した。αヘリックス構造のポリアラニンペプチドやパピロマーウイルス由来のE5タンパク質、蜂毒のメリチンをモデルとしてシミュレーションした結果、疎水性であるポリアラニンとE5膜タンパク質は膜中で安定に存在した。また、両親媒性であるメリチンペプチドは膜表面に安定に結合していた。これらの結果から、本膜モデルを用いたBD法は膜タンパク質のシミュレーションに有効であると考えられる。
収録刊行物
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- Journal of Computer Chemistry, Japan
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Journal of Computer Chemistry, Japan 6 (5), 253-262, 2007
日本コンピュータ化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205178538112
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- NII論文ID
- 10020274839
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- NII書誌ID
- AA11657986
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- ISSN
- 13473824
- 13471767
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- NDL書誌ID
- 9316077
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可