書誌事項
- タイトル別名
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- A case of systemic lupus erythematosus associated with hypertrophic cardiomyopathy
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抄録
患者は37歳女性.1991年に腎炎を伴う全身性エリテマトーデス(SLE)と診断された.prednisolone(以下PSL),cyclophosphamide,mizoribineの併用にて加療され,蛋白尿が持続したが病勢は安定していた.2002年6月より労作時胸痛が出現し入院となった.胸骨左縁第2肋間に収縮期雑音を聴取した.検査所見では蛋白尿と貧血を認めたが,抗ds-DNA抗体を含め自己抗体は陰性で,補体の低下も認めなかった.BNPは651 pg/mlと高値であった.胸部X線は異常なし.心電図ではstrain patternを伴う左室高電位を呈した.心エコーでは,非対称性中隔肥厚および心尖部の著明な肥厚を認めたが,左室流出路狭窄はみられなかった.心筋生検では心筋細胞の錯綜配列と肥大を認め,肥大型心筋症(HCM)に合致した所見であったが,炎症細胞の浸潤や血管炎などSLEを示唆する所見は認めなかった.β遮断薬の追加投与のみで症状は消失した.SLEのHCM合併はこれまでに7例報告6)~9)されているが,心筋生検が記載されているものはない.本症例は心筋生検を施行しえた初めてのSLEとHCMの合併例の報告である.これまでの報告では,7例中6例でSLEとHCMの病勢や発症時期に関連性が認められず,本症例の経過,心筋病理所見を含めると,SLEとHCMの合併は偶然と考える方が妥当と推察する.<br>
収録刊行物
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- 日本臨床免疫学会会誌
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日本臨床免疫学会会誌 28 (6), 413-417, 2005
日本臨床免疫学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204651360512
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- NII論文ID
- 10020414945
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- NII書誌ID
- AN00357971
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- ISSN
- 13497413
- 09114300
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可