技術者倫理からみたコンプライアンス Compliance Problem from the View Point of Engineering Ethics

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抄録

<p>1987 年の東芝機械ココム違反事件で,コンプライアンスが「法令順守」と訳されたようになった.この事件と経過から,規制行政をめぐるコンプライアンス問題の仕組みが浮かび上がる.民主国では,法令は,規制される側(事業者)だけでなく,規制する側(行政庁)も順守するべき「両面拘束性」であり,コンプライアンスは「双方向性の義務」である.ところが日本では,行政庁が一方的に規制し専制的な制裁をして,マスメディアが非難を増幅し,事業者は何も言えない.2006 年末から表面化した原子力・電力企業によるデータ改ざん,無許可工事などの例がある.原子力業界の風土の問題もあるが,規制側も被規制側も,対等の立場の確立に向けた努力が必要である.コンプライアンスは,教育上の課題でもある.法令を理解しないでコンプライアンスは無意味だから,法教育が必要だ.</p>

収録刊行物

  • 安全工学

    安全工学 47(1), 10-17, 2008-02-15

    安全工学会

参考文献:  28件中 1-28件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10021106255
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00012812
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    05704480
  • NDL 記事登録ID
    9381149
  • NDL 雑誌分類
    ZM25(科学技術--科学技術一般--安全工学)
  • NDL 請求記号
    Z14-16
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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