カキシブ液を用いた金の凝集・分離・回収

• 川喜田 英孝

  佐賀大学理工学部 機能物質化学科

• 大渡 啓介

  佐賀大学理工学部 機能物質化学科

• 原田 浩幸

  佐賀大学理工学部 機能物質化学科

• 井上 勝利

  佐賀大学理工学部 機能物質化学科

• ドュルガ パラジュリ

  佐賀大学理工学部 機能物質化学科

• 山内 理絵

  佐賀大学理工学部 機能物質化学科

書誌事項

タイトル別名

• Recovery of Gold by Means of Aggregation and Precipitation using Astringent Persimmon Extract
• カキシブエキ オ モチイタ キン ノ ギョウシュウ ブンリ カイシュウ

抄録

ポリフェノールを大量に含有するカキシブ液を用いて，金の選択的な凝集分離を試みた．塩酸濃度による依存性を調べたところ，0.5 mol·dm⁻³以下までは貴金属および卑金属の中から金のみを選択的に100%回収することができた．また顕微鏡およびX線回折より，金粒子の形成が確認された．これはポリフェノールによって3価の金イオンが0価に還元されたためである．この技術によって，金含有廃液から金のみを選択的に回収できると考える．

収録刊行物

• 化学工学論文集

  化学工学論文集 34 (2), 230-233, 2008

  公益社団法人 化学工学会

キーワード

• カキシブ液
• 金
• 凝集
• 分離
• 回収

詳細情報

• CRID: 1390001204510035584
• NII論文ID: 10021110652
• NII書誌ID: AN00037234
• DOI: 10.1252/kakoronbunshu.34.230
• ISSN: 13499203
• ISSN: 0386216X
• NDL書誌ID: 9435346
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9435346
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/kakoronbunshu/34/2/34_2_230/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可