遺伝的アルゴリズムと境界要素法を用いた多段階鉄筋腐食逆解析

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タイトル別名
  • Multi-step Inverse Analysis for Rebar Corrosion using Genetic Algorithm and Boundary Element Method
  • イデンテキ アルゴリズム ト キョウカイ ヨウソホウ オ モチイタ タダンカイ テッキン フショク ギャクカイセキ

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抄録

本研究では,コンクリート表面で得られる電位からコンクリート内の鉄筋腐食を同定する逆問題において,網目要素とGAを段階的に用いて効率的な逆解析を行う手法を提案した.提案する手法は,GAを用いて特別な仮定を設けなくとも任意の個数,形状,位置の腐食を見つけることができる.また,必要に応じて同定精度を向上できる.次のような方法で,提案する方法を実現している:(1)必要とする解の精度に応じて解析精度,すなわちBEMに用いる要素分割の粗さを調節する.(2)鉄筋の要素分割に,網目要素を用いて要素数を減らす.(3)腐食が存在すると判断された領域のみを取り出して詳細な逆解析を行う.数値シミュレーションを行った.その結果,提案する方法で精度良く腐食を見つけることができることが分かった.従来の方法にくらべ計算時間は約1/100になった.

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参考文献 (16)*注記

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