安定同位体比分析によるアルコールの起源特定について

  • 佐藤 充克
    山梨大学大学院医学工学総合研究部ワイン科学研究センター人材養成拠点

書誌事項

タイトル別名
  • Botanical and Geographical Origin Identification of Ethanol by Stable Isotope Analyses of C, H, and O
  • アンテイ ドウイタイヒ ブンセキ ニ ヨル アルコール ノ キゲン トクテイ ニ ツイテ

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抄録

食の安全は世界的な関心事になっており, その製造過程を明らかにすることは食の安心・安全を確保する上で不可欠である。アルコ*ルは酒類の重要な成分であり, また食酢や味噌, 醤油などの製造にも用いられている。アルコールの起源の特定については安定同位体比分析が有効とされ, 当分析法の最近の進歩発展によりその起源が一段と精度よく特定できるようになった。筆者は安定同位体比分析によるアルコールの起源の特定に深くかかわっておられ, トレーザビリティへの応用の可能性も含め, その現状について詳しく解説していただいた。

収録刊行物

  • 日本醸造協会誌

    日本醸造協会誌 103 (2), 104-112, 2008

    公益財団法人 日本醸造協会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (22)*注記

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